スパイスと料理材料との相性や調理効果

スパイス料理の達人への近道!
 スパイスを使用する上での基本的な考え方は、スパイスで料理の味付けをして、おいしくしようと思わないことです。

 料理素材本来のうまみ、香味を引き出して生かすための脇役として利用することをおすすめします。そのためにもスパイスの性質や特徴を知っていると良いでしょう。

 スパイスは種類も多く、各々個性的な香り・辛み・色・甘みなどがあり、その人の好みにより良くも悪くもなります。そこで、今までにレストランなどで食べたお気に入りのスパイスから入門してみてはいかがでしょうか。いくら好みのスパイスと言っても使う量は控えめにし、自分の好みに合わせていくことをおすすめします。最初は単品で使用し、少しなれてきたら3〜10種類位をブレンドして料理に使うと良いでしょう。また、ブレンドすることにより新しい香りや味を自分で創造してみてわいかがでしょうか。

 常備したいスパイスとして、大抵のご家庭に揃っているジンジャー・トウガラシ・ニンニク・ワサビ・七味・ペッパーなどにマスタード・パプリカ・ベイリーフ・カルダモン・クミン・コリアンダー・ディル・クローブ・オールスパイスなど追加するだけで充分です。あとは、好みに合せて揃えていけば良いでしょう。
 以下のスパイスと料理材料との相性や調理効果はあくまでも参考とし、自分なりに工夫してみると良いでしょう。


1.料理素材とスパイスの相性
野 菜 類   キャラウェイ  ディル  クミン  コリアンダー

  コリアンダー  タイム  ホワイトペパー  マスタード

  チリパウダー  ベイリーフ  カリーパウダー

牛 肉   パプリカ  クローブ  メース  クミン

  セロリ  ジンジャー  チリパウダー  ガーリック

  ナツメグ  オールスパイス  オニオン  ベイリーフ

  カリーパウダー  ブラックペパー

魚 介 類   フェネル  ディル  セロリ  サフラン

  ジンジャー  ガーリック  ワサビ  オニオン

  ベイリーフ  ホワイトペパー  マスタード  ナツメグ

  カリーパウダー

豚 肉   ディル  セロリ  クローブ  カリーパウダー

  ジンジャー  ガーリック  オニオン  オールスパイス

  ベイリーフ  ブラックペパー  マスタード  ナツメグ

  シナモン  スターアニス  パプリカ

ラム・マトン   クローブ  セロリ  コリアンダー  クミン

  ジンジャー  ガーリック  オニオン  カルダモン

  ベイリーフ  ブラックペパー  ナツメグ

  シナモン  オールスパイス  パセリ  カリーパウダー

とり肉   ホワイトペパー  オニオン  ガーリック  パプリカ

  ジンジャー  ディル  チリパウダー  カリーパウダー

内臓肉

ハム等

  オールスパイス  ガーリック  オニオン  ジンジャー

  クローブ  ベイリーフ  シナモン  コリアンダー

  ナツメグ  メース  ブラックペパー  マスタード



2.スパイスの調理効果
スパイス名香付辛味苦味甘味脱臭食欲
増進
着色防腐
オールスパイス----
アニス------
カルダモン------
セロリ-------
シナモン-----
クローブ-----
コリアンダー-----
ディル------
フェンネル-----
ガーリック----
ジンジャー--
ベイリーフ----
マスタード----
ナツメグ----
パプリカ------
ペッパー----
サフラン------
ターメリック-----
スターアニス-------
メース-------
ゴマ-------
トウガラシ-------

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